余白

観た映画メモ

 

善き人のためのソナタ

国家による思想統制、監視、人権が無くて怖い。でもこれは物語の世界じゃなく当時の本物の日常なんだから異常。タイプライターを隠すのも、虚偽の報告書で守られていたことを数年後に知るのも、胸が熱くなるのだけど…とにかくラストシーンが最高。 素晴らしい。もしドライマンが声を掛けていたら、これが手紙だったら、もっと安っぽいラストになっていたと思うんだ。

 

カリートの道

カリートが渋くてかっこよ過ぎる、最後は緊迫感があってずっとハラハラだった〜。ヤク中眼鏡弁護士テメェ…と思いながら観ていたけど最終的に「みんなしてカリートに酷いことしないでよお!」だった。でもあれがマフィアの世界に足を踏み入れた人間の末路ってことなんでしょうね。

 

「キーパー ある兵士の奇跡」

サッカーって何人でやるんだっけ、ぐらいの知識の無さ(私)でも大丈夫。途中で気付いたけど実話だったんだね。差別描写は薄かったけど実際はあんなものじゃなかったんじゃないかな。「選べなかった」は本当だと思う、だけどそうだとしても罪が無い訳じゃない、あの少年以外もたくさん殺したでしょう。「息子は私の子供でもあるのよ」のやりとりはウッ…となる。

鏡越しにダンスに誘うシーン、お洒落だ。

全然気付かなかったけどバート役は「愛を読むひと」の少年だと。前に観たけどあれも良い。海外の俳優さんは全然知らなくて純粋にそのキャラクターとして観られるから洋画が好きだなあ〜。